Vol.21 おかえりソニーパーク!新『Ginza Sony Park』はショールームもテナントもない銀座の庭
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不動産屋目線が発信するウェブマガジンです。銀座を中心とした建物の話、外国人の方にもおすすめのマニアックな観光地情報。社長や社員のコンテンツは、私たちが目指す会社の未来をご覧いただけます。
銀座最新オシャレ空間探検ツアー
日本有数の繁華街かつ高級商業地である銀座には「魅⼒的な空間」がたくさんあります。カフェ・レストラン・商業施設・美術館などなど…、建築やインテリアや内装にこだわりのあるオシャレな空間に実際に足を運び、取材してお届けします。WEB マガジン<CLASSROOM>を運営する東京中央建物の拠点は銀座。地の利を⽣かして、みなさんにぜひ訪れて欲しい銀座の最新スポットをご紹介します。ぜひ週末に銀座へ遊びに行きませんか?
50年以上銀座で親しまれたソニービルの建て替えプロジェクトは2016年に始動。「街に開かれた施設」をコンセプトとして、ビルの解体途中の2018~2021年、その場所を公園にするというソニーらしいユニークで実験的な試みが行われました。旧ソニービルには盛田昭夫が「銀座の庭」と呼んだ10坪のパブリックスペースがありました。街に開放された"公園"としての機能や想いを引継ぎ、今回新たに生まれ変わりました。ショールームもテナントもなし、斬新な取り組みや建築に「ソニーブランドらしさ」をびしびし感じる「Ginza Sony Park」。今後の銀座の象徴となる銀座の公園、銀座の庭はマストで訪れて欲しい!
目次
おかえり!銀座が待っていた新ソニーパーク
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旧ソニービルの想いを受け継ぎつつも、全く新しい発想で生まれ変わった新施設「Ginza Sony Park」、ついに銀座の街に帰ってきました。面白いのは、ショールームもテナントもないという大胆な構想。ソニービル時代、盛田昭夫さんが「銀座の庭」と呼んだ小さなパブリックスペースという発想を引継ぎ、さらに進化して銀座の地に帰ってきました。
銀座の一等地に広がる新しい"都会の庭"
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銀座の建物には56メートルという高さ制限があるのですが、新しいソニーパークはあえてその半分ほどの高さに。高層ビルが立ち並ぶ銀座で、空が広く感じられる特別な場所になっています。地上5階、地下4階で、構造はまるで立体的な公園のよう。街を歩く人たちにとって、ちょっと一息つける空間、ホッとできる場所にきっとなるはずです。
自由に行き来できる街とつながる空間
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地下鉄の通路や地域最大級の駐車場とつながり、地上では晴海通り・外堀通り・ソニー通りに面した抜群のアクセス。建物の中と外をシームレスにつなぐ設計で、銀座を訪れる人々が自由に行き来できます。地下3階から屋上までをつなぐ「縦のプロムナード」は、まるで街の中の散歩道。気軽に立ち寄れる雰囲気が魅力です。
アートとテクノロジーが織りなす体験の場
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グランドオープンを記念して開催中の「Sony Park展 2025」では、音楽、ゲーム、映画など、ソニーならではのエンタメ体験が楽しめます。Vaundy・YOASOBI・羊文学といった有名アーティストとのコラボレーションも見どころ。こういったイベントや展示などが行われる一方、施設全体の4割は意図的に「余白」として残されているんだとか。誰もが自分なりの過ごし方を見つけられる自由な空間にしたいという思いがその根底にあります。
みんなの思い出が生まれる銀座の新名所へ
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第1フェーズとして展開した2018~2021年までの期間には、コロナ禍をまたぎ累計854万人、1日あたり9000~1万人程度の人々が訪れたのだという。建替えが完了した今、そしてこれからも、目的を持って訪れる人から、ふらりと立ち寄る人まで、多くの人で賑わうことでしょう。おそらく銀座の新名所、新たな象徴となっていくだろうこの場所で、たくさんの人の大切な思い出が生まれるだろうとワクワクした気持ちになります。ちなみに、オープン時には、お隣のエルメスビルには、Ginza Sony Parkにむけて掲げられた「Welcome back!」の看板が。企業同士の柔らかい交流に心がほっこりします。
INFORMATION
施設名:Ginza Sony Park
住所:東京都中央区銀座5-3-1
営業時間:11:00 - 19:00※アクティビティにより、開閉園時間が変更になる場合あります。
定休日:年中無休(年末年始ならびに園内メンテナンス日は除く)
公式HP:https://www.sonypark.com/
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生まれも育ちも東京。デザイン系の本業と、インタビュー取材&記事執筆を中心としたライター業のパラレルキャリアを邁進中。仕事大好き人間。おいしいものが大好きで、インスタではグルメアカウントを運営中。トンカツ、ラーメン、唐揚げなど茶色い食べ物専門。一方、コスメやネイル、美容、ファッションなどの女子力分野も得意。新しい場所に出向くのも大好き。毎月一旅を掲げて、最近は国内・海外問わず気ままに旅に出る日々。
Born and raised in Tokyo. I'm dedicated to both my main job in the design field and my parallel career as a writer, focusing on interview coverage and article writing. I'm a work enthusiast, and I have a deep love for delicious food, which I showcase on my gourmet Instagram account. Tonkatsu, ramen, karaage, and other brown-hued foods are my specialties. On the other hand, I excel in areas related to feminine interests such as cosmetics, nail art, beauty, and fashion. I also have a passion for exploring new places. With a goal of embarking on a trip every month, I've recently been setting out for spontaneous adventures both domestically and internationally.