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会社 CEO三田正明が行く!クリエイティブ修行の旅

Vol.16 奥京都で匠の技を体感 本格的な「刀鍛冶体験」で日本の心に触れる

2024.09.04
CLASS ROOM WEB-MAG

不動産屋目線が発信するウェブマガジンです。銀座を中心とした建物の話、外国人の方にもおすすめのマニアックな観光地情報。社長や社員のコンテンツは、私たちが目指す会社の未来をご覧いただけます。

CEO 三田正明が⾏く!
クリエイティブ修⾏の旅

昨今ビジネスにもアート思考が重要! と言われるようになりました。銀座の不動産屋の自分たちにも新規事業、問題解決などで、自由な発想⼒が必要とされます。社⻑の私も発想⼒を磨きクリエイティブな⼈になるために、普段からさまざまな⼈に会い、チャレンジを絶やさないようにしています。この挑戦をアートセンスを磨くための“クリエイティブ修⾏”と銘打ち、WEB マガジンでレポートしたいと思います。ものづくりのワークショップや最新のオシャレスポット、スポーツなどなど社⻑三田正明の挑戦からアートなヒントがお届けできたらと思っています。

クリエイティブ修行16回目は奥京都の山々に囲まれた緑豊かな環境で、日本の伝統技術を体験してきました。京都亀岡の山奥にある「将大鍛刀場」で、本格的な刀鍛冶体験!日本刀と同じ玉鋼を使用し、火造りから銘切りまでの工程を経て、オリジナルの小刀を作り上げました。職人の指導のもと、鍛錬の奥深さと日本文化の真髄に触れられる約4時間。力強さと繊細さが融合した刀鍛冶の世界は、単なる体験を超えた感動と学びを提供してくれました。日本の伝統に触れたい方、ものづくりに興味がある方におすすめの体験です。

猛暑の京都で本格的な刀鍛冶体験

京都亀岡の山奥にある「将大鍛刀場」で刀鍛冶体験を行いました。7月下旬の猛暑の中、山々に囲まれた緑豊かな環境で、山小屋や道場のような印象の工房を訪れました。工房では鍛冶職人の中西裕也さんとフランス人の弟子が出迎えてくれました。一見「ザ・職人」といった雰囲気でしたが、軽快なトークで日本刀の歴史や鑑賞方法を説明してくれました。外国人のお客様やファンが多い印象でした。「刀鍛冶」といえばあの大人気アニメを思い浮かべる人も多いのでは?実は私もその影響で刀鍛冶に興味を持ったのが、この体験をすることにした理由です。

灼熱の中で学んだ鍛錬の真髄とは

約4時間の体験で、日本刀と同じ素材である玉鋼を使用してオリジナルの小刀を作りました。火造り、焼きまなし、土取り、焼き入れ、研磨、銘切りという工程を経て完成させます。最も印象に残ったのは、鉄を火にかけて叩く作業の力強さと熱気の凄まじさでした。金槌で叩く作業は予想以上にデリケートで、テンポ、強弱、角度などに注意が必要でした。この体験を通じて、鍛錬とは力任せでも相手任せでもなく、鋼と向き合い互いのバランスを取ることなのだと感じました。

汗と集中力の結晶!完成の喜びもひとしお

予想以上に体力と集中力が必要な体験でした。金槌は大きいものではありませんでしたが、かなり重く、長時間の作業は体力を消耗しました。でも、分かりやすいレクチャーと手厚いサポートで、体験を完遂することができました。灼熱の中での作業は大変でしたが、自分で打った小刀が割れず、曲がらずに完成したときの喜びは格別でした。自分がまるで刀鍛冶職人になったかのような気分を味わえました。技術の難しさと素晴らしさも身をもって体験することができました。

伝統と革新が融合する刀鍛冶の世界

刀鍛冶体験を通して、日本伝統文化の奥深さを感じることができました。時代によって日本刀のニーズやデザインが変化してきたことも興味深い発見でした。完成した小刀には企業理念である「温故革新」の文字を入れ、伝統と革新の融合を表現!名刀の価値は「美しさ」で決まるという学びも得られ、職人技の真髄に触れることができました。日本の伝統技術と文化に触れる貴重な機会となると同時に、刀鍛冶の奥深さと難しさを実感できました。

刀鍛冶体験から学ぶ経営の本質

小刀をつくりあげる過程を通して、経営の本質に通じる気づきを得ることができました。鍛錬の過程は、ビジネスにおける課題解決や組織づくりにも通じるものがあります。力任せでも相手任せでもなく、素材(社員や顧客)と向き合い、互いのバランスを取ることが大切。また、伝統を守りながらも時代のニーズに合わせて変化していく刀鍛冶の姿勢は、ビジネスにおけるイノベーションと重ね合わせられるとも感じました。単なる観光体験を超えた深い学びと気づきのある貴重な体験ができてよかったです。ただ...本当に真夏の刀鍛冶は大変!もう少し涼しい時期に訪れることをおすすめします(笑)。


INFOMATION

将大鍛刀場
〒621-0255 京都府亀岡市本梅町西加舎石敷32-1
JR嵯峨野線 亀岡駅から車で約30分
https://morinokyoto.jp/masahiro/

【三田正明の公式ブログ】https://note.com/mitamasaaki/
ギンザの不動産会社の社長がマイノリティの立場で考える
「誰ひとり取り残さない賃貸」no+eにて執筆中

CHIEF EDITOR MITA MASAAKI

東京中央建物二代目社長。2022年ホームページリニューアルの際に、自社メディアとしてホームページ内にWEBマガジン『CLASS ROOM』を立ち上げ、編集長に就任。勤務地であるよく知る銀座や本業で関わる建物を掘り下げることが、価値ある情報になるのではとWEBマガジンを運営している。社長就任にあたって取り組んだ会社と社長個人のブランディングを通して、アートやデザイン、スポーツ等の魅力を知る。趣味はランニング・旅行・ワークアウト・カフェ巡りなど。 現在、no+eでブログを執筆中。 ギンザの不動産会社の社長がマイノリティの立場で考える「誰ひとり取り残さない賃貸」 https://note.com/mitamasaaki/

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