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会社 CEO三田正明が行く!クリエイティブ修行の旅

Vol.15 人生100年時代を生きていくために。入棺体験で死ぬこと、そして生きることを考える

2024.08.07
CLASS ROOM WEB-MAG

不動産屋目線が発信するウェブマガジンです。銀座を中心とした建物の話、外国人の方にもおすすめのマニアックな観光地情報。社長や社員のコンテンツは、私たちが目指す会社の未来をご覧いただけます。

CEO 三田正明が⾏く!
クリエイティブ修⾏の旅

昨今ビジネスにもアート思考が重要! と言われるようになりました。銀座の不動産屋の自分たちにも新規事業、問題解決などで、自由な発想⼒が必要とされます。社⻑の私も発想⼒を磨きクリエイティブな⼈になるために、普段からさまざまな⼈に会い、チャレンジを絶やさないようにしています。この挑戦をアートセンスを磨くための“クリエイティブ修⾏”と銘打ち、WEB マガジンでレポートしたいと思います。ものづくりのワークショップや最新のオシャレスポット、スポーツなどなど社⻑三田正明の挑戦からアートなヒントがお届けできたらと思っています。

15回目のクリエイティブ修行は棺桶工場を見学し、棺桶のなかに実際入ってみる入棺体験を行ってきました。ここ数年で、死について考えることも、話すことも、徐々にオープンにできるようになってきたようには感じてはいますが、まだまだ実際に棺桶のなかに入ったことがある人は珍しいと思います。人生100年時代が現実のものとなってくるなかで、残りの人生をどう生きて、またどう死んでいくのか。この体験を通じてあらためて考えてみたいと思います。ぜひ私の体験をご自身に照らし合わせて考えてみてもらえたらうれしいです。

棺桶工場のイメージをいい意味で裏切る社風

広島県福山市にある株式会社共栄で、棺桶工場見学と入棺体験を行いました。地方の棺桶工場というと勝手ながら少し暗いイメージがありましたが(ごめんなさい!)、新市駅で出迎えてくれた社長と社員さんは驚くほど明るく元気でした。工場内には100種類以上の多様な棺桶が並び、死を身近に感じる一方で、そこで働く人からは生命力にあふれた雰囲気を感じました。今回は、普通に暮らしていては体験できない「入棺」という経験をすることで、人生100年時代と言われる中で、残りの人生をどう生きるかを考える良い機会になると思い参加しました。

棺の中で聞く自分への弔辞に意外な発見

入棺体験で最も印象的だったのは、自分で書いた弔辞を棺の中で聞いたときの感動です。自分の人生を振り返り、大切な人々への思いを込めた言葉を聞くと、予想以上に感極まってしまいました。また、棺の中は見た目ほど窮屈ではなく、外の声もよく聞こえることに驚きました。これは中に入るという経験がなければ知ることができなかったことだと思います。この体験を通じて、死を身近に感じると同時に、生きることの意味をより深く考えるきっかけとなりました。

死生観を見つめ直す 心に響く入棺体験

入棺体験では、二人一組でのワークを行いました。まず、お互いの大切にしている価値観をシェアし、それをもとに自分の弔辞を書き上げました。誰にどのような弔辞を読んでもらいたいかを考えながら言葉を紡ぐ過程は、自分の人生を見つめ直す貴重な機会となりました。その後、一人が棺に入り、他のメンバーが花を手向けながら弔辞を読み上げ、最後に感想を共有しました。この一連の流れが、思った以上に死生観をより深める機会になり、心に響く体験となりました。

死を考えることは生きることを考えること

この入棺体験を通じて、死を考えることは実は生きることを考えることだと強く実感しました。自分の葬儀をイメージすることで、残された人生をどのように生きるべきかを考える機会となったのです。いざ、実際に自分が死を迎えたとき、「誰にどのような弔辞を読んでもらいたいか」を意識することで、今後の人生の指針が見えてきました。同時に、まだまだ人生をやり切れていないという実感も湧き、今後の生き方に新たな動機づけを得ることができました。

人生100年時代を生きるための新たな視点

入棺体験は、人生100年時代を生きる上で新たな視点を与えてくれました。棺を選ぶことは、ある意味、その人の生き様を表現することだと気づき、自分らしい人生を送ることの大切さを再認識しました。また、この体験を提供してくれた会社の明るい雰囲気に触れたことは、経営者としてもおおいに刺激をもらいました。自分自身もより前向きで明るい態度で人生に向き合いたいと思うようになりました。死を身近に感じることで、私の場合は逆説的に生きることへの意欲が高まりました。残りの人生を全力で楽しみ、充実させたいという強い思いも生まれました。自分の「死」を健康な今、考えることは意味あることだと感じます。入棺まではいかなくても、思いを馳せるきっかけにこの記事がなったらと願っています。


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休館日 第2・4月曜日(ただし祝日の場合は開館)
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【三田正明の公式ブログ】https://note.com/mitamasaaki/
ギンザの不動産会社の社長がマイノリティの立場で考える
「誰ひとり取り残さない賃貸」no+eにて執筆中

CHIEF EDITOR MITA MASAAKI

東京中央建物二代目社長。2022年ホームページリニューアルの際に、自社メディアとしてホームページ内にWEBマガジン『CLASS ROOM』を立ち上げ、編集長に就任。勤務地であるよく知る銀座や本業で関わる建物を掘り下げることが、価値ある情報になるのではとWEBマガジンを運営している。社長就任にあたって取り組んだ会社と社長個人のブランディングを通して、アートやデザイン、スポーツ等の魅力を知る。趣味はランニング・旅行・ワークアウト・カフェ巡りなど。 現在、no+eでブログを執筆中。 ギンザの不動産会社の社長がマイノリティの立場で考える「誰ひとり取り残さない賃貸」 https://note.com/mitamasaaki/

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