Vol.14　装いと振る舞いの格上げに！ はじめての着物選び～着物で外出編～

14回目のクリエイティブ修行は以前2回に渡ってこのクリエイティブ修行で取り上げた和装シリーズ、「着物選び編」「着付け特訓編」に続く、3作目！「着物で外出編」です！以前プロの手を借りて仕立てた自分のための着物を着て、着物にふさわしい場所へお出かけしてきました。せっかくならば着物に似合う場所をと清澄白河の「深川江戸資料館」に行ってきました。同じく着物を着た友人4人と一緒に、深川江戸資料館とその周辺をそぞろ歩き。あらたな発見にあふれた「着物で外出編」ぜひお楽しみください！

持っているだけでなく「ちゃんと着る・使う」

深川江戸資料館のある清澄白河近辺は、トラディショナルな雰囲気が溢れるエリア。資料館だけでなくまわりを散策するのも楽しみのひとつで目的地に決めました。建物の外観は一般的な行政施設ですが、400円を支払って入館すると、そこには江戸時代の風景そのものが広がっています。江戸時代の深川を実物大で再現したセットがあり、それほど広くはありませんが見所が凝縮されています。船宿、八百屋、酒屋、長屋での庶民の暮らしなどが再現されており、外国人の来場者も多く見られました。

目的地は江戸時代の深川！ 穴場スポット深川江戸資料館へ

着物を仕立てても、ただ持っているだけではもったいないという思いから、実際に楽しみながら着る機会をつくろうと思ったのが今回のクリエイティブ修行につながりました。今回は友人と一緒に江戸を感じられる外出先を決め、着物でお出かけです。着付けは前回教わったのを思い出しながら自分で！ 細かいところは完璧ではないかもしれませんが、特段問題なく着付けできましたし、当日は着崩れもなく1日過ごせました。これを読んで、「和装に自分も挑戦してみよう！」と思う方がいてくれたら嬉しいです。

再現度の高さに目を見張る！たっぷり楽しめる江戸情緒

深川江戸資料館の最大の特徴は、建物の再現だけでなく、一定の時間で朝・昼・夜の一日の移り変わりを再現する点です。同じ空間で様々な表情を見ることができ、江戸時代の雰囲気を十分に味わえます。道具一つ一つを見ると、当時の生活がリアルに浮かび上がってきます。2時間ほど滞在して思いっきり楽しみましあた。見学後に実際の深川を歩くと、この江戸時代の風景と重ね合わせて楽しむことができ、さらに想像が膨らみました。着物に合うシチュエーションばかりで、写真と撮るのもとても楽しかったです。

想像以上のつくり込みと楽しめる仕掛けがてんこ盛り

深川江戸資料館の魅力は、リーズナブルな入館料に対して、内容が充実していて、非常に高いクオリティなこと！ 細部までのつくり込みが素晴らしく、所々にいるボランティアの年配ガイドさんの解説も非常に親切。その情報量の多さに驚かされます。現代からタイムスリップしたかのようで、時代劇ファンには特におすすめできます。東京の歴史を体感しながら知ることができ、当時の商売の原点を感じられる点でも、ビジネスパーソンにとっても学びになる施設と言えると思います。

深川そぞろ歩きを満喫！ 着物で外出は怖くない

着物で外出することは、当初心配していたほど難しくありませんでした。心なしか周りの方にとても丁寧に対応していただけたように思います。また、外国人の方からは「一緒に写真を撮ってください」と声を掛けられました。やはり、多少は汚さないように神経を遣いましたし、階段の上り下りは少し面倒ではありました。洋服に比べて思い切った行動こそできないけど、「特別感」を感じながら1日を過ごせたことがなによりも良かったと感じています。所々で着物姿を褒められるなど、楽しい経験となりました。この経験で着物で外出するハードルも下がったので、今後もTPOに応じて着物を活用していきたいです。