Vol.13 「物事や出来事に良いも悪いもない」/佐川晶さん
不動産屋目線が発信するウェブマガジンです。銀座を中心とした建物の話、外国人の方にもおすすめのマニアックな観光地情報。社長や社員のコンテンツは、私たちが目指す会社の未来をご覧いただけます。
魅力発掘インタビュー
銀座の不動産屋で働くということ。
WEBマガジン<CLASS ROOM>を運営する銀座の不動産会社・東京中央建物。年代・出身地・経験...さまざまな道を経てこの"銀座の不動産屋さん"にたどり着きました。日本では一日の8時間以上を"働く"に費やす人がほとんど。働くこと=生きること。どんな想いで働いているかが人柄そのものなのかもしれません。このインタビューでは、座右の銘、人生を変えたひと言、親や先生に言われて印象に残っている言葉など...「大事にしている言葉」をお聞きして、その人生の一端をひもときます。
※写真は社長兼CLASS ROOM編集長三田正明が日頃の感謝を込めて撮影しています。
スタッフインタビュー13回目は、「この会社を面白くしたい!」という思いを胸に入社し、営業を経て、2024年春に念願の経営企画室の室長となった佐川晶さんです。佐川さんと会話をしていると、いつの間にか「会社をより面白くするアイデア」についての熱いトークに発展していることが多々あります。今後の会社の拡大と発展を期待させるアイデアの源泉、そして丁寧に紡がれる言葉のひとつひとつが人に気付きを与え、前向きな気持ちにさせるのはなぜなのか?その秘密は、佐川さんが大切にされている言葉の中にありました。
Profile
出身地:茨城県/部署:経営企画室/仕事内容:組織開発・営業力強化・採用、集客、新規開拓等、会社の課題を解決し、経営者の決定や意向を実現すること/在籍:6年
目次
解釈次第で人生が変わる「良いも悪いもない」
Q1.あなたが大切にしている言葉は何ですか?
座右の銘といえるか分かりませんが、ずっと大切にしているのは「物事や出来事に良いも悪いもない」という考え方です。私は、物事の全ては良いも悪いもなく、解釈の違いがあるだけだと思っています。目の前で起こった事に対してどう捉えるのか、解釈するのは"自分"です。起こった事に対して良かったことにするのか、悪かったことにするのかは、自分で選べることなのだと思っています。
営業の経験が気づかせてくれた大切な考え方
Q2.どんなきっかけでその言葉が大切になったのですか?
この考え方と出会ったのはずいぶんと若い頃だったと思いますが、実際に大切だと実感したのは、営業職を経験し、好調な時や不調な時に直面した時でした。最初は落ち込むこともありましたが、好調の時には足元を掬われないよう気を引き締め、不調の時にはそれを自らの成長の糧とするよう解釈するようになりました。それによって、感情に振り回されることなく物事を冷静に俯瞰できるようになり、ストレス耐性も身につきました。
目の前の課題をポジティブに乗り切る秘訣
Q3..ふだんの生活ではその言葉をどう意識していますか?
妻との関係では特に意識しています。男女は常にわかりあえない生き物と言われているだけに、この考えを持っているとストレスが軽減されます。人間なので、ついつい感情が出てしまう時もあります(笑)。でも、相手がどう振る舞ったとしても、究極は自分がそれをどう解釈するかだけです。人間関係においての摩擦が減り、ストレスも溜まらなくなりました。仕事では、新しく立ち上がった経営企画室で、多くの改善すべき課題にぶつかっています。解決策を見いだせずに悩むこともありますが、目の前の課題は会社の伸び代だと解釈しています。だからこそクリエイティブになれて、ポジティブにアイデアを生み出すことができるのです。そもそも解決できないお題はやってきません。私は必ず課題は解決すると確信しています。
ニコニコしたおじいちゃんへの道の途中
Q4.仕事でもプライべートでも"どんな人でありたい"と思っていますか?
私はこの考えがあるからこそ、発する言葉に気を遣っています。例えば「問題がある」とは言わず「課題がある」と言うようにしています。小さな違いに思えますが、私はこれによって物事をネガティブに受け取らずにいることができます。お客様からは私の言葉を「丁寧」「わかりやすい」と言っていただき、話し方のプロの先生にも「言葉の選び方が上手ですね」と言っていただきました。実は自覚している性格としては、子どもの頃から短気なので、正反対の性格に憧れています。課題に対して、悲観せず、落ち着いて解決し、動じない人になっていけるといいですよね。ニコニコしたおじいちゃんを目指しています(笑)。
トップの懐刀となり必ずや「面白い会社」に!
Q5.人生で挑戦したいことなど今後思い描いている未来を教えてください。
昔から自分がトップになるのではなく、トップを支え、お役に立てる、懐刀や番頭、参謀の存在に憧れていました。この春からスタートした「経営企画室」はまさにそんな存在です。「この会社を面白い会社にしたい!」と入社時に思い描いていたことが実現できるステージに、今やっと立つことができました。営業を経験し、現場を知っているからこそ社員の皆さんの感じていることがわかり、課題を経営陣に伝え、会社に改善策を提案することができます。社員と経営者の架け橋になるよう、トップの隣で冷静かつ客観的に、様々なアイデアを出してこの会社をアップデートしていきたいです。「どうすればこの東京中央建物を面白い会社にできるか。」この問いを常に自分に投げかけながら、前に進んでいきます。
関西出身。
祖父母がアパート経営をしていたことがきっかけで、不動産の世界へ。投資用物件の売買仲介から、美容系サロン用物件の仲介を経て、東京中央建物で新築マンションの販売を経験後、現在は同社経営企画室で会社をもっと良くしていくプロジェクトに参加しながら、広報として活動中。会社の魅力を発信していく上でとても重要な社員インタビューでは、社員それぞれが持つ熱い思いや魅力をどんどん伝えていきたい。