Vol.12 歌舞伎座を臨む竹林空間『寿月堂 銀座歌舞伎座店』で日本の魅力を味わう
不動産屋目線が発信するウェブマガジンです。銀座を中心とした建物の話、外国人の方にもおすすめのマニアックな観光地情報。社長や社員のコンテンツは、私たちが目指す会社の未来をご覧いただけます。
銀座最新オシャレ空間探検ツアー
日本有数の繁華街かつ高級商業地である銀座には「魅⼒的な空間」がたくさんあります。カフェ・レストラン・商業施設・美術館などなど…、建築やインテリアや内装にこだわりのあるオシャレな空間に実際に足を運び、取材してお届けします。WEB マガジン<CLASSROOM>を運営する東京中央建物の拠点は銀座。地の利を⽣かして、みなさんにぜひ訪れて欲しい銀座の最新スポットをご紹介します。ぜひ週末に銀座へ遊びに行きませんか?
歌舞伎座タワー5階に位置する寿月堂は、創業安政元年の老舗丸山海苔店が始めた日本茶専門店。印象的な約3000本の竹に覆われた異空間をつくりあげたのは、隈研吾氏。パリ店、銀座歌舞伎座店、築地本店の3店舗の設計を手掛けています。日本茶の美しさを世界に伝えることを目指した寿月堂の理念にふさわしい空間になっています。歌舞伎座というそもそも和のテイストと空気感を持つ立地にふさわしく、非日常の高揚感と、和の温かみにほっこり一息つける空間は唯一無二。観劇の合間に、ショッピングの合間に、友人とのおしゃべりに、柔軟に使える穴場の空間です。
目次
銀座カフェ難民の救世主!? 歌舞伎座タワーは穴場
東京メトロ東銀座駅直結の歌舞伎座タワーは、歌舞伎座の裏に隣接した立地。寿月堂はタワーの5階にあります。エレベーターをあがると、歌舞伎座ならではの顔出しパネルや装飾があり、銀座や歌舞伎の和の雰囲気を十分味わえます。通路をまっすぐ進んだ先に寿月堂はあります。歌舞伎座タワーは近代的な建物ながら、和の趣も感じさせます。寿月堂の手前には屋上庭園もあり。開放されているので自由に散策できます。窓からは歌舞伎座の屋根もチラ見え。普段と違う角度から歌舞伎座を楽しめます。
通路の奥には竹で覆われた異空間が出現
通路をつきあたりまで進むと寿月堂の売店エリアがまずあらわれます。店内でも味わえるスイーツや日本茶、海苔やお菓子などが並んでいます。歌舞伎座土産も取り揃えているので東京・銀座土産に立ち寄るのもおススメ!奥まで進むとカフェエリアが出現します。カウンター席には茶器も設置されており、「日本茶体感コース」や煎茶・抹茶の淹れ方講座などお茶を楽しむイベントも開催されているそうです。
隈研吾氏設計の趣ある空間は時間の流れがゆるやか
奥にあるテラス席からは、屋上庭園をガラス越しに臨みながら、ゆったりお茶を楽しめます。3000本の竹に覆われた空間は、禅の世界を連想させます。竹で空間は柔らかく仕切られており、庭園と室内とが折られたように美しくつながっています。竹が幾重にも重ねられているため、竹林にいるような感覚を私たちにもたらします。店内はご年配の女性、カップル、若い女性、外国人男性など多様な世代が思い思いに時間を過ごし、ゆったりとした時間が流れます。
軽食・甘味もそなえた絶妙で魅力的なメニュー
入口で、食事か甘味かを聞かれ店内に通されます。メニューはバラエティ豊か。日本茶をベースにした料理やスイーツを見ているだけでワクワク楽しくなります。和だけでなく洋のアレンジの効いているメニューもあり、気分にあわせて選べます。今回は抹茶パフェとほうじ茶のセットを注文。濃厚な抹茶ソフトクリームが最高! この日は晴天だったので、テラス席だからこそ、お日様の光をぽかぽか浴びながら味わう至福の時間。空間がより食とお茶をおいしくさせます
屋上庭園はテラス席からみても最高の眺め
屋上庭園はカフェの中から見ても最高ですが、直接入っての散策も天気が良ければぜひ。銀座のど真ん中で日本庭園を味わえるのは価値を感じる体験です。隈研吾氏の設計による空間の魅力だけでなく、銀座・歌舞伎座という立地、和を感じる仕掛け、庭園による開放感など、ここでしか味わえないすてきな空間は一度訪れる価値あり! 平日であれば超穴場スポットなので、一人でもご友人とでも、はたまた仕事相手との打ち合わせにも利用できそう。日本茶と銀座ならではの和の空間をぜひ味わってください!
INFORMATION
店名:寿月堂 銀座歌舞伎座店
住所:東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー 5F
営業時間:10:30~17:30
TEL:03-6278-7626
公式HP:https://maruyamanori.net/sp/kabuki-za/store/
生まれも育ちも東京。デザイン系の本業と、インタビュー取材&記事執筆を中心としたライター業のパラレルキャリアを邁進中。仕事大好き人間。おいしいものが大好きで、インスタではグルメアカウントを運営中。トンカツ、ラーメン、唐揚げなど茶色い食べ物専門。一方、コスメやネイル、美容、ファッションなどの女子力分野も得意。新しい場所に出向くのも大好き。毎月一旅を掲げて、最近は国内・海外問わず気ままに旅に出る日々。
Born and raised in Tokyo. I'm dedicated to both my main job in the design field and my parallel career as a writer, focusing on interview coverage and article writing. I'm a work enthusiast, and I have a deep love for delicious food, which I showcase on my gourmet Instagram account. Tonkatsu, ramen, karaage, and other brown-hued foods are my specialties. On the other hand, I excel in areas related to feminine interests such as cosmetics, nail art, beauty, and fashion. I also have a passion for exploring new places. With a goal of embarking on a trip every month, I've recently been setting out for spontaneous adventures both domestically and internationally.