Vol.10　アンテナショップ激戦区・銀座でひときわ目を引く『ふくい食の國291』に注目！

2024年、北陸新幹線の福井～敦賀駅開業に向けた、福井県の新たな情報発信拠点として、銀座にある福井のアンテナショップが2023年2月にリニューアルオープン。オープン1カ月で、１日当たりの来館者数、売上額ともリニューアル前の旧２店舗合計のおよそ２倍という数字をたたきだしたという。立地は、銀座一丁目駅から至近で銀座柳通りと、銀座レンガ通りの交差点に位置しています。隣が山形県のアンテナショップ、数軒先には広島県のアンテナショップ。高知県、石川県、茨城県、北海道、沖縄などのアンテナショップなどもほど近く、有楽町～銀座エリアは文字通りアンテナショップ激戦区。今回はリニューアルにより大きく他と差別化した『ふくい食の國291』の魅力を潜入調査します！

外観からもあふれでるデザインレベルの高さ

外観からして、他のアンテナショップとは一線を画す福井アンテナショップ！「あのオシャレなサインはどこのだろう」と近づいたらまさかのアンテナショップ。ローカル感あふれる親しみやすい外観が多い中で、異質のオシャレさが気になります。もともとは南青山と銀座一丁目に２店舗あったアンテナショップ。南青山はコワーキングスペース中心にリニューアルし、アンテナショップ機能を銀座のに集約したのだそう。１階と地下の２フロアで、約2000点の県産品を取り揃えています。特に力を入れているのが地酒コーナー。「さかほまれ」など海外での評価の高い福井の地酒もたくさん。ぜひ手に取ってみて！

見て楽しい食料、地酒、伝統工芸品のラインナップ

１階は食料品などを中心に扱うショップ。おしゃれな缶詰やお菓子などが豊富に取り揃えられています。また一部工芸品などの展示もあり、商品を見ているだけで福井の魅力がぐいぐい伝わってきます。店内はブラウンのウッド調のシックな雰囲気。パッケージもオシャレな商品も多い印象。地酒などがずらっと並ぶ冷蔵庫も黒を基調としたシックな雰囲気。全体のトーンが上品に整っていてオシャレな印象が強く、気が付くと"福井"にたいするブランドイメージも自然とアップしていました。

観光移住案内所があるのも魅力のひとつ

1階のショップの奥には「観光移住案内所」があります。県内市町村のパンフレットや、福井で開催される季節のイベントの案内なども置いてあります。福井への旅を検討する人には心強いサポートが得られる場所。そして移住を検討する人には、現地のリアルな暮らしの情報を集めることができる場所になっています。店内を満喫してついつい福井旅行に行きたくなったらぜひ立ち寄ってみては？

地下におりる階段もワクワク 豊富な工芸品エリア

地下１階には、福井の食が楽しめるイートインコーナーと、伝統工芸品コーナーがあります。漆器や和紙、刃物など福井の工芸はバラエティ豊か。福井らしい温もりを感じるもので溢れています。匠の技術の結集した逸品から、普段使いできる工芸品まで、多様な商品が並んでいます。伝統工芸品にも随所に現代らしさや洗練されたデザイン性を感じるものが多く、福井の魅力が伝わってきます。

オシャレなレストランでゆったり食事がおススメ

イートインコーナー「越前若狭 食と酒 福とほまれ」では、気軽に福井の郷土料理が味わえるのが魅力。店内は空間をゆったり使ったオシャレで贅沢なつくり。ご夫婦やマダムのグループ、2人組など、アンテナショップのお買い物を楽しんだ後に、ゆっくり食事を楽しんでいる姿が印象的でした。福井の山・海・里を満喫できる料理がメニューには並んでいます。そば、ソースカツ丼、海鮮丼など福井のソウルフードを体感してみてください。昼間から食事だけでなく地酒をたしなむ方もちらほら。ショップ、工芸品、レストラン...店内を一周まわったら、すっかり福井ファンになってしまいそう。