Vol.5　南青山でロックでアバンギャルドなジャケットづくり

５回目のクリエイティブ修行は、自分のイメージをカタチにする、ジャケットのオーダーメイドに挑戦！ 南青山にあるテイラーブティック＜LOUD GARDEN＞はオシャレすぎて怪しい雰囲気すら醸し出すエキサイティングなお店。僕は、コロナ禍に社長就任に向けてパーソナルブランディングの必要性に気づき、自分の外見を大幅に変化させました。そのおかげでファッションの楽しさを知り、今は自分の洋服選びも楽しんでいます。今回は、ファッション上級編として、オーダーメイドで自分にぴったりのジャケットづくりをすることにチャレンジ。プロのアドバイスを受けながら、イマジネーションをふくらませ、世界に一つのジャケットをオーダー！ その過程を今回はレポします。

店主の世界観を反映する空間で一気に別世界へ

ラウドガーデンは、外苑前駅から徒歩で10分ほどの外苑西通り沿いにあります。個性的で尖った雰囲気が極めて入りづらいです（笑）！ お店に入ると、ロックなスカルやレコード、奇抜なビジュアルの店主がお出迎え。店主岡田亮二さんと接したとたん、その物腰の柔らかさに一気に心がほどけます。ラウドガーデンは、岡田さんが名門テイラーでの経験を積んだのちに独立しつくりあげたこだわりのお店。誰もが知っているロックスターや著名人も御用達という隠れた名店です。ロックテイスト、そして大人の色気が満ちた尖った空間が非日常の世界に連れていってくれます。

ロックなリノベーションブランドを体現する

今回オーダーメイドのジャケットづくりを思い立った理由は、新たにたちあげたブランドのスポークスマンとしてなにかできることはないかと考えたことがきっかけです。今年、自社でロックテイストなリノベーションブランドを立ち上げました。会社を代表してこのブランドのことを人に伝えることも多いので、自身がそのブランドを体現するような服装をできないだろうかと考えていたのです。ロックと言えばラウドガーデンの得意分野、ということで知人の紹介で訪問しました。頭にぼんやり浮かぶ"ロック"のイメージをジャケットにどう落とし込むか...極めてクリエイティブな挑戦です！

世界にひとつのジャケットづくりに夢中

ジャケットづくりは一言で言えば、「楽しかった！」店内には奇抜で個性的なジャケットがたくさんあり、イマジネーションをこれでもかと刺激されました。たくさんのジャケットを試着できるのもとても楽しかったです。試着したダブルのジャケットをベースとして、生地やボタン、裏地にいたるまで、ひとつひとつ自分好みに変えていきます。コンセプトは当然"ロック"。ロックでありながらビジネスの場にも着ていける大人の上品さを持った、絶妙なバランスはやはりプロのアドバイスあってのこと。夢中になってジャケットをつくるこの時間が宝物だなと、大きな価値を感じます。

冒険心を刺激され普段ではできない挑戦

ジャケットには変則的なボタンがついているのが特徴。生地選びは悩みましたが、ダークネイビーに黒の花柄の刺繍が入った個性的な立体生地。裏地にはカラフルな無数のギターとレコードがプリントされた生地をセレクト。また別の箇所にはスカル柄の裏地を選びました。ボタンはデザインの入った大き目のシルバーメタルのものに変更。胸元には、ブランド名＜RITMO THE CONDO＞とそのタグラインである＜WITHOUT RHYTHM LIFE IS FLAT＞の刺繍をさりげなくいれてもらうことになりました。想像以上に世界観が表現できて大満足。普段なら選ばないような個性的な柄もここでなら選べてしまうのが不思議です。

ファッションは自由 大人ももっと服で遊ぼう

ラウドガーデンは、普段触れ合っているアパレルとは奇抜さのレベルが違います。ファッションかくあるべきと感じさせる世界観と個性が爆発しています。ただ、ビジネスの場でも日常使いができるように奇抜さをうまくファッションに溶け込ませてくれるのもまたプロの技だと感心しました。裏地に仕込む遊び心、刺繍で表現する自分の想い、コンセプトやデザインで差別化する方法を体感できました。「これできますか？」のカスタマイズにもかなり細かく対応してくれます。完成は２カ月後の予定。ブランドのプロモーションとして着用するのが今から楽しみです。趣味やビジョンをコンセプトに愛着あるオリジナルジャケットをつくるのはおすすめ！どうせつくるなら、個性あふれる唯一無二の1枚をラウドガーデンでぜひ！