Vol.1　気分は画家！ 初心者でも本当に名画が描けるアート体験

記念すべき第一回目のクリエイティブ修行はartwine.tokyo（アートワイン東京）でのクリエイティブ体験。初心者でも完成度の高い絵が描け、ワインとのペアリングも楽しめる。コンセプトは「失敗しないアート体験」。見て楽しむだけでなく自分自身がつくりあげる過程を味わえるのが醍醐味。手ぶらで楽しめる大人の新感覚ワークショップをレポします。

会場からしてクリエイティブ！

エレベーターで会場に入った瞬間、アンティークでホテルライクな雰囲気に胸が高鳴ります。会場は広尾のEAT PLAY WORKS。奥に準備された作業場は学校の美術室を思い起こさせます。参加者はほとんどが女性、気軽に会話を楽しめるフレンドリーな方ばかりで会場が穏やかな雰囲気に包まれていました。

画家になった気分が味わえる

「本当にこんなのが自分で描けるの？」半信半疑でしたが、最終的になんとかなっちゃったのが実際のところ。芸大出身の若き講師のもと、気づけば夢中で絵を描いていました。僕たちの回はゴッホの「夜のカフェテリア」がテーマ。ゴッホの性格の解説が印象的でした。全体で150分のワーク。ざっくりと基準線があり、講師が順を追って丁寧にガイドしてくれるため誰でも上手に名画が描けます。「失敗しない」理由と工夫が綿密に張り巡らされています。

ワインが加わることでより自由に！

ワイン片手にアートを楽しめるのもこのワークショップならでは。画家の人生や性格、絵に込められた想いからペアリングされたワインが提供されます。今回はフランス・プロヴァンスのロゼワイン"Terre de Camargue Nénette"。ソムリエによるワインの説明も。ほろ酔いになると発想が大胆になるという発見。目で見て楽しむ絵画と、舌で味、香りを楽しむワイン。見て触って味わって...五感をフルで刺激される、これぞクリエイティブ！

アートを生み出す非日常体験がくれるもの

クリエイティブな仕事をしている人以外、味わうことの少ない自らアートを生み出すという体験。いつも使うのと違う脳の一部を刺激されるような快感がありました。予想以上に簡単だったのに、予想以上に完成度の高い絵が描けたという驚き。時間があっという間に感じました。「隣の芝生は青い＝他の方の作品はよく見える」と僕も参加者それぞれも言い合っていたのが印象的でした。

エンタメ＆ビジネスとしての優秀さ

インテリアとしての絵画への興味からこのワークショップへ参加しましたが、絵画が完成して感じたのは、自分がつくりあげた"オリジナル"であることへの強烈な愛着。達成感と同時にみんなに自慢したい気分に。「誰でも」「一定レベルの」アートが生み出せる準備、エンタメとしての完成度の高さ、会場や雰囲気による演出、発信したくなる全体設計にはイチビジネスパーソンとして学びが多々ありました。描いた絵は今では自室のインテリアに。自らの知られざるアート脳を刺激され、自己肯定感もあがる唯一無二の体験でした。